2024年12月号 ほしぞら便り:講座を聞いて得るものは?

  • ほしぞら便り☆彡


12月11日(水)に実施したご遺族向けの講座に、4名のご遺族が参加されました。


タイトルは、大切な人を亡くした時にきく「グリーフのおはなし」です。

この講座は、訪問看護ステーションいきいきがグリーフサポート活動を始めた頃から継続して開いています。 


今日は この講座を受けた方々から「公開しても良い」と意思表示のあった方の声を、一部抜粋してお届けします。



【自分の状況を知った】
「講座を受けて、これまでの自分、現状の自分を客観的に捉えることが出来た。」
「漠然とした不安や悲しみがどうして起こるのかを理解するだけで、安心して悲しむことができた。」
「“強く、前を向いて、故人の分まで長生きして“と周りから励まされ、そうしなければと思い込んでいたが、ただただ苦しかった。これがグリーフだとわかった。」
「自分でも自分の心の中で起こっていることが分からなかったので、安心した。」


【安心した】
「これまで生きてきた中で初めての経験・大きな悲しみで、感情的には現実を受け入れることが出来ず、まだまだ時間がかかると思っている。急がなくてよいのだと思うと気分的に楽に感じられた。」
「頭ではわかっていても心がついていかず、どうしたらよいかわからなかった。焦らないで良いと言っていただいただけでも心が落ち着いた。」


【向き合い方を理解した】
「死別後、家族の世話がすぐ控えていてはやく立ち直らなきゃ、自分の仕事を立て直さなきゃと急いでいた。大切な人を亡くした後、自分なりに時間をかけて向き合っていけばいいのだと思えた。」
「もっともっと悲嘆の時間を大切にして、ゆっくり時間をかけて立ち直っていくものだという考えが広がってほしいと思った。」
「このままいずれ折り合いがつくようになるまで、ゆっくり進めていこうと思う。」
「急がなくていいという言葉が、他人事ではなく受け取れたので貴重な体験だった。」
「無理せず自然に湧き上がる感情を受け止めながら過ごしていきたい。とても良い時間だった。」




皆さん、講座を通して何かしらをお土産に持っていかれるようです。

これからも日々の頑張りをねぎらい、見守り、伴走する気持ちでお話をします。


次回は3月12日 水曜日 14時~15時です。

●大切な人を亡くした時にきく グリーフのおはなし
https://nagata-naika.jp/grief-support/#tsuki02

2025年度は、土曜日開催を予定しています。


ご興味のある方は、連絡をお待ちしています。

それではまた!


訪問看護ステーションいきいき

ほしぞら便り☆彡
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