亡くなると、大切な人はどこにいるのだろう?
時々、保健室ではそんな話題になります。
私の上司は、子供の頃
荼毘(だび)に付したエントツの煙を見て
おばあちゃんは、煙になって空にいるのだと
信じて育ったそう。

一方で、
「いや、どこにも居ないよ。」
死は、「無」なのだから、声も聞こえないし姿も見えない。
どこかにいる、という仮定は成立しない。
という価値観もあります。
どれもその人の考え方なので、良いも悪いもありません。
私は
大切な人はあの世に居て
心で名を呼べば、そばに来てくれて
それなのに
心の中に常に存在し、共に人生を送っているという
矛盾だらけの設定で日々を過ごしています。
ところで、
何かで読んだ話ですが
大切な人を思った時、あの世で一輪、花が咲く…のだとか。

自分が思うたび、あちらの足元で花が咲く。
喜んでくれたら嬉しいですね。
もうお花畑になっただろうか。
今日も大切な人の幸せを願って
いつもと同じ一日を過ごします。
それでは、また。
訪問看護ステーションいきいき