2025年6月号 ほしぞら便り:一輪の花

  • ほしぞら便り☆彡

亡くなると、大切な人はどこにいるのだろう?


時々、保健室ではそんな話題になります。


私の上司は、子供の頃

荼毘(だび)に付したエントツの煙を見て

おばあちゃんは、煙になって空にいるのだと

信じて育ったそう。



一方で、

「いや、どこにも居ないよ。」

死は、「無」なのだから、声も聞こえないし姿も見えない。

どこかにいる、という仮定は成立しない。

という価値観もあります。


どれもその人の考え方なので、良いも悪いもありません。


私は

大切な人はあの世に居て

心で名を呼べば、そばに来てくれて

それなのに

心の中に常に存在し、共に人生を送っているという

矛盾だらけの設定で日々を過ごしています。


ところで、

何かで読んだ話ですが

大切な人を思った時、あの世で一輪、花が咲く…のだとか。



自分が思うたび、あちらの足元で花が咲く。

喜んでくれたら嬉しいですね。

もうお花畑になっただろうか。


今日も大切な人の幸せを願って

いつもと同じ一日を過ごします。


それでは、また。



訪問看護ステーションいきいき

ほしぞら便り☆彡
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