訪問診療サービスについて、よくあるご質問をまとめてみました。その他不明な点がございましたらお気軽にご連絡ください。

往診と訪問診療はどう違うのですか?

往診は「臨時的に」医師がご自宅に伺うことを言います。それに対して訪問診療は「計画的に」ご自宅に診療に伺います。

訪問診療で可能な治療や検査はどのようなものがありますか?

採血、心電図検査、注射、点滴、心エコー検査などから、中心静脈栄養の管理、経管栄養の管理、気管切開部の管理、疼痛の管理、人工呼吸器等の管理などを行っています。

訪問診療の対象となる患者の要件はありますか?

誰でも訪問診療の対象になるわけではなく、通院が困難な人が対象となります。その判断は主治医に任されており、保険診療のルールに則して行われます。重症度やADL(日常生活動作)、要介護度などによる基準はありません。

訪問診療を受けながら、他の病院に通院しても良いのですか?

可能です。たとえば、「通院困難だが数ヶ月に1回は今までかかっていた医療機関に行きたい」、「3~6カ月に1回、専門科での検査を受ける」などの理由で別の医療機関に通院される方がいます。ただ、訪問診療は通院困難な方が対象ですので、いつでもいろんな医療機関に通院しているとなると、訪問診療の対象ではなくなります。

訪問曜日や時間は指定できますか?

訪問曜日はご相談のうえ決めさせていただきますが、ご希望に添えない場合もあります。訪問曜日は基本的に毎週(あるいは隔週)同じ曜日になります。訪問時間に関しましては、概ねの訪問予定時間を事前にご案内いたしますが、他の患者様の緊急往診や交通事情などにより予定通り伺えないこともありますことをご了承ください。

土日祝日の訪問診療は可能ですか?

訪問診療(定期訪問)は原則として火曜日~金曜日に限らせていただいています。ただし急に具合が悪くなった場合は、お電話でご相談いただければ必要に応じて臨時で往診をいたします。

訪問回数は決まっていますか?

原則として最低月2回(隔週)以上の訪問を行います。

体調が良いときには訪問診療を断っても良いのですか?

患者様の体調を正確に把握する為にも、訪問診療は、体調の良いときにも定期的に診察するのが原則です。普段の状態を知っているからこそ、具合の悪いときに的確な対処ができます。

訪問診療日以外に体調が悪くなった場合の対応を教えて下さい?

まずはお電話でご様子をお知らせください。必要に応じて往診させていただきます。

夜間や休日に急変した場合の対応を教えて下さい?

定期訪問しているご家庭に夜間休日の連絡先をお知らせいたしますので、まずはお電話にてご様子をお知らせください。必要に応じた対応をいたします。

処方された薬は持ってきてくれるのですか?

処方箋をお渡ししますので、お近くの調剤薬局で薬を貰ってください。ご希望があれば地域の薬局と連携し、薬を届けて貰うことも可能です(別途契約が必要な場合があります)。

費用は通院と比べて高くなりますか?

医療には、外来医療(通院)と入院医療、そして在宅医療の3つの形態があります。診療に要する費用を比べ ると、外来医療よりも在宅医療のコストの方が高いのが一般的です。また入院と比べると在宅医療のコストは低くなります。費用についてはこちらを参照ください。費用については分かりにくい点も多くございますので直接ご相談下さい。

支払方法はどのようになっていますか?

一か月分の診療についてまとめてご請求いたします。翌月の中旬にご請求書をお送りいたします。原則として、指定口座からの引き落としをお願いしております。必要に応じて、銀行振り込み、現金支払いなどの方法を選んでいただくことができますのでご相談ください。

訪問診療を依頼するにあたって何か準備するものはありますか?

これまでの掛かり付け医から診療情報提供書(紹介状)が必要です。その他「健康保険証」「高齢受給者証」「特定医療費(指定難病)受給者証」「介護保険証」「身体障害手帳」などをお持ちの方は準備をお願いします。かかりつけ医がいない場合は、ご相談ください。

患者本人がいる前で相談しにくいのですが、配慮して貰えますか?

ご本人のいないところでご相談を希望される場合には、ご家族に来院いただく方法もあります。

自宅で看取りたいと思っているのですが?

ターミナルケアも可能です。お看取りに向けた最適な医療を提供いたします。ご本人の苦痛をいたずらに長引かせるような医療行為などは医師として賛成できない場合もありますので、ご本人・ご家族とじっくりと話し合いながら在宅におけるお看取りの方針を決定していきます。

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