2023年11月号 ほしぞら便り:時がたてば元気になるのか

  • ほしぞら便り☆彡

「だんだん時が解決するよと言われた。悲しみに”時ぐすり”ってあると思いますか?」と、よくご遺族の間で話題になります。


大切な人を亡くして


・あぁ、悲しくて苦しいな。
・いつまでこんなに苦しいのかな。
・何かすぐに楽になる解決法ってないのかな。


と思っていたら、「だんだん時が解決してくれるよ」という言葉をもらったのですね。


おそらく、そのようにアドバイスを受けても、


今は苦しみが癒える想像もつかないし、どれだけ過ごせばよいのだろうと途方に暮れるから、「時ぐすりなんてないよ!」「ほんとにそうだろうか・・」


と感じてしまうかもしれません。


死別は元気になる日が分からない分、目標も立てにくく、ストレスが極めて高い体験ですから、そう思うのは当然です。


時ぐすりって、ほかの経験者の言葉だから、自分に当てはまらないのかもしれませんね。


結局、死別の悲しみって、時がたてば楽になるのか、ならないのか?


これまでお会いした沢山のご遺族の中には、両方の答えが存在しています。


ひとつだけ確かなことは。

「時の流れ=元気にならなければならない」 はありません!

ちぎって捨てて、忘れてください。


いっぺんに元気になるのは、もともと無理なこと。


悲しみに向き合うのは、少しずつにしてご自身を癒してくださいね。



訪問看護ステーションいきいき

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