「だんだん時が解決するよと言われた。悲しみに”時ぐすり”ってあると思いますか?」と、よくご遺族の間で話題になります。
大切な人を亡くして
・あぁ、悲しくて苦しいな。
・いつまでこんなに苦しいのかな。
・何かすぐに楽になる解決法ってないのかな。
と思っていたら、「だんだん時が解決してくれるよ」という言葉をもらったのですね。
おそらく、そのようにアドバイスを受けても、
今は苦しみが癒える想像もつかないし、どれだけ過ごせばよいのだろうと途方に暮れるから、「時ぐすりなんてないよ!」「ほんとにそうだろうか・・」
と感じてしまうかもしれません。
死別は元気になる日が分からない分、目標も立てにくく、ストレスが極めて高い体験ですから、そう思うのは当然です。
時ぐすりって、ほかの経験者の言葉だから、自分に当てはまらないのかもしれませんね。
結局、死別の悲しみって、時がたてば楽になるのか、ならないのか?
これまでお会いした沢山のご遺族の中には、両方の答えが存在しています。
ひとつだけ確かなことは。
「時の流れ=元気にならなければならない」 はありません!
ちぎって捨てて、忘れてください。
いっぺんに元気になるのは、もともと無理なこと。
悲しみに向き合うのは、少しずつにしてご自身を癒してくださいね。
訪問看護ステーションいきいき