先日の事。看護学生さんが実習の感想として、
●訪問看護師はご利用者・ご家族さまの「暮らしに溶け込んだ看護をしているのだとわかった」
と発言がありました。
ご利用者・ご家族さまと信頼関係を築いて、「自宅で自分らしく生きる上で、大切にしてきたことは何か?」を理解しようと努力する。
心地よい看護だと相手に思っていただけたり、家族のように長く携わることが出来た時、「暮らしに溶け込む看護」と言えるのだろうなと思いました。
その看護師の立ち位置がとてもしっくりきたので、「いい言葉ね!」と学生さんに伝えました。
また最近、グリーフサポートの尊敬するスタッフからも、しっくりくる言葉を教えてもらいました。
大切な人の話をすること・過去に向き合うことは【心を耕す】のだということ。
本来の使われ方と違うかもしれませんが、もとは「心田(しんでん)を耕す」という二宮金次郎の言葉だそうです。
『悲しみの涙を沢山流してカチカチになった心の土を
グリーフワーク(悲しみに向き合う喪の作業)で耕すと、
ふかふかの土になるのよ。
そこにいずれ、恵の雨がふる。 栄養をたくわえ
芽が出て 緑となって 花が咲くでしょう。
素晴らしい景色に会えるかもしれない。』
どんなに時が経っていても大丈夫です。
必ず心は耕すことが可能です。
私たちがふかふかの土になるようお手伝いをします。
ではまた お会いしましょう。
訪問看護ステーションいきいき