2024年11月号 ほしぞら便り:良かれと思って

  • ほしぞら便り☆彡

つきあかりの分かち合いでは、周りからかけられる言葉の中でも「良かれという気持ちが辛かった」という話題がよく出ます。

例えば・・・



・故人はあなたの笑顔が嬉しいと思う
(笑ってくれたら私もまわりも嬉しい)
→→故人から聞いたのですか? これ以上は笑えない


・故人はあなたの頑張っている姿を見たら嬉しいと思う
(頑張ってほしい)
→→これ以上は頑張れない


・貴方がくよくよしていたら故人が心配する
(強くあって欲しい)
→→くよくよはまだいいほう


・貴方がしっかり周りの遺族を支えてあげてね
(あの遺族の方があなたより辛い)  
→→私のことは誰が支えてくれるの?


・そろそろ元気になった?
(時は経った どんな様子かな)
→→元気にはなり得ない 


・元気そうに見える 
(明るい話題を)
→→そう見せている  可笑しければ笑うときもある


・もう未来の事を考えてもいいのでは?
(時は経った 前へ進んで欲しい)
→→自分の時はあれから止まっている



「良かれ」の気持ちは往々にして、周りの人からの気遣いやエールが含まれることもあります。
それがわかるので「お気持ちだけ受け取る」方がほとんどです。


どう在ればよいのか、どう生きるのか。
この答えに日々頑張って向き合っているご本人を
見守って欲しいと思います。


いつかはご本人が、自力で答えを見つけることを信じて。



話は変わって、ご遺族の皆さんからこんな意見もでます。


① 僕らは息してるだけで偉い!
② 私達、生きてるだけで偉い!
③ しなきゃいけないことはするけど、したくないことはしない
④ 調子を聞かれたら「なんとかまだ生きてます」って言おう
⑤ 今日はこんな風でもよしとします



私的には、一番最後の⑤がお気に入りです。


ではまたお会いしましょう。


訪問看護ステーションいきいき

ほしぞら便り☆彡
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