ある方から
「サポートグループで支える活動をしていると、どうしてもアドバイスをしたくなる場面がある。」
「アドバイスをせず人の話を聴く事は大変なこと。 どのように分かち合いをしているのか?」
と「つきあかり」の会について質問がありました。
実は、分かち合いの前に、必ず行っている事があるのでご紹介します。
それは何かというと、、、スタッフによる「つきあかりのお約束」の読み上げです。

ちょっとした儀式の様なものですが、
安心・安全に分かち合うために作られた内容なので
これを皆で守れば、誰も傷つくことはありません。

ご遺族は、普段から自分の気持ちに蓋をして過ごされている方がとても多いので、
誰にも言えない気持ちを安全に話せる場所を求めて、
グリーフサポートに参加されるのだと思います。

安心と安全が担保されているから、お互いに、ありのままの気持ちをお話できるのですね。
そして、ある頃から
「そうか。 お約束って 【死別の分かち合いの会だけのもの】 ではないな。
ご遺族に関わる方はもちろん、死別体験をされていない方も
日常の暮らしの中でこの事が出来れば、
それだけで楽になる方が沢山いるだろうな。」
こう考えるようになりました。
大人になる準備をしている中高生にも伝えたくなる、
そんな「お約束」なのでした。
それではまた、会いましょう。
訪問看護ステーションいきいき



