【ご報告】第12回市民協働推進シンポジウム大切な人を亡くして生きていくということ~グリーフケアでつながるまちへ~

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11月11日に開催された【第12回市民協働推進シンポジウム】に、府中市で展開するグリーフサポートの実践者側からパネリストとして参加し、市民活動団体ふちゅうのグリーフサポートと訪問看護ステーションいきいきの両輪で行う「グリーフサポートの実践」についてお話してきました。


このシンポジウムは、府中市の市民活動団体の登録・支援に携わるプラッツさんと、市役所の市民協働推進課の協働事業です。 


府中市では、地域のニーズを的確にとらえ、様々な主体が役割分担のもと、それぞれの能力を発揮しながら連携し、地域課題の解決やきめの細かい公益サービスの提供に取り組む、「市民協働」を推進しています。


このシンポジウムは、その一環として、自分自身の辛い経験を経て支援活動をしている人たちから、府中市で少しずつ広がっている、グリーフケアの輪について知ってもらう目的で行われました。 


毎年行われているシンポジウムですが、250名収容のバルトホールがほぼ満席になり(シンポジウム史上初!!)、市民のグリーフケアへの関心の強さに主催側のプラッツ・市役所の方々も驚きと関心を寄せていらっしゃいました。


ご遺族はもちろん、支援者の参加もとても多い印象でした。


第1部の基調講演には(社)、リブオンの代表・尾角光美さんが「なくしたものと、つながる生き方」というテーマでのお話、第2部では、私と地元の僧侶である小川有閑(おがわゆうかん)さん、尾角さんの3名でパネルディスカッションが行われました。


身近な人の死から、今、グリーフサポートに携わり活動している自分の30年弱を振り返りお話をしました。


死別はそう簡単に受けとめられないこと、長きにわたり親友の支えが第3者として在ることの基盤になっていること、気力体力思考力が低下しているご遺族が、最寄りの地域包括支援センターや文化センターの皆様やその機能を通じてグリーフサポートを受けるに至るケースが出始めている事についてお話しました。


ご参加いただけました府中市 高野市長様をはじめ このまちの繋がりを担う市民協働推進部長様、協働共創推進課長様、職員様、またお悔やみ課の職員様にも心より御礼申し上げます。




「亡くなる前から亡くなっても家族遺族を何かの形で支えたい」
「ご遺族の故人が喜んでくれるような力になりたい」
「どこに行っても誰に聞いてもグリーフサポートが受けられるまちにしたい」


これを願って、これからもご家族ご遺族の支援に 真摯に取り組んで参りたいとおもいます。


訪問看護ステーションいきいき
ふちゅうのグリーフサポート
神藤有子

ほしぞら便り☆彡
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