2024年1月号 ほしぞら便り:ちょっと辛くなる言葉

  • ほしぞら便り☆彡

ご遺族のお話を聴いていると、

●死別から「元気になる」と言われること

に違和感やストレスを抱く、と度々話題にあがります。


まわりから「少し元気になった?」と声をかけられると、ご遺族は「元気ではない」ことを言えなかったり。


「前より元気そうだね」と声をかけられると、ご遺族は「元気に見せているからそう見えるのだな」と思うそうです。


人によっては、元気になれない自分に辛くなる方もいらっしゃいます。


そんな時、本当はいろいろな気持ちを抱えているけれど、言って雰囲気を変えてしまうことを避けたいので、”自分を気にかけてくれて下さっている「お気持ちだけ」いただいてます”と教えてくださる方が多いです。


まわりの方々が言う「元気?」が大切な人のいた頃の元気だった自分を意味していたり、「元に戻ること」と感じてしまうので、(それは無理だよ…)って思うのかもしれません。


実際は「元気=元通り」になる事はあり得ず、大切な人がいた世界に戻りたくても戻れないので、死別によって、自分が全く違った世界に来てしまった感じがするのだそうです。


できれば、「元気になった?」より、「最近どうですか?」の声かけのほうが話しやすいそうです。


どのような思いで過ごされているのか。

思い出話とともに、いろいろお話しできるといいですね。


ではまたお会いしましょう。



訪問看護ステーションいきいき

ほしぞら便り☆彡
PAGE TOP