皆さんは、緊張や不安で食べられなくなった経験はありますか?
今回は、食のお話です。
大昔になりますが、私は死別の際、一切の食べ物を口に出来なくなった経験があります。
・「食べるって、何?」と本気でわからなくなった
・目の前の食べ物が、食べ物に思えなくなった
・異物なのだから、口に入れる必要もないと思った
こんな状態になり、食べられない日々が続きました。
周りは心配し、沢山の飲み物・食べ物を私にくれるのですが、それを眺めながら「食べなくても人って案外生きられるものだな…」と、呑気に考えていた事が思い出されます。
強いストレスにより脳で防衛本能が働き、欲求や感覚・思考の麻痺が起こったのですね。
それはまるで、生きる上で大切なことが【 自分の辞書から消える 】ような体験でした。
そんな私を見守ってくれる、大切な人達から
「ほれ。元気の出る豆だよ。一緒に食べよう。」と手渡されたものは
↓↓↓ハニーローストのピーナッツでした。↓↓↓
小さいからつい手が伸びる。水も飲みたくなる。歯も磨かねば。
お腹は満たないけれど、“豆をくれた人達と、頑張って生きなくては”と必死だったので、苦しい時の救いの豆となってくれました。
私の大切な、「元気の出る豆」のお話。
皆さんは、「これがあったから生き延びた」といったパワーフードはありますか?
また、会いましょう。
訪問看護ステーションいきいき